一大ブームとなった鬼滅の刃。惜しまれながらも最終回を迎えてしまいました。鬼滅ロスになっている人におおすすめの、大人も楽しめるコミックを紹介します。
今や日本の誇る文化となったマンガ。 子供だけでなく大人も楽しめる作品も増えてきています。 鬼滅の刃にハマった人も、そうでない人も、マンガの魅力にあらためて触れてみませんか?
約束のネバーランド 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)
孤児院で暮らす主人公と仲間たち。 優しいシスターと頼りになる仲間、そして家族のような年少者達との暮らしが根底から覆る事実が発覚します。 少年少女たちは自分たちの身を守るために挑んだスリリングな逃亡劇です。
才能のある少年少女たちが知恵を絞って立ち向かうという少年漫画的話ですが、展開の速さと散りばめられた伏線で大人も楽しめる作品になっています。 実写映画化でも話題を呼んだ作品。 映画の前に原作を呼んでおくのもいいですね。
HUNTER×HUNTER モノクロ版 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)
世界一のハンターと言われる父と幼い頃に別れた主人公が、父と同じハンターを目指し、父に会うことを目標に成長していく名作。
仲間とともにハンター試験に挑み、強い敵と戦って成長していく、という王道の少年漫画ストーリーですが、敵味方問わず魅力的なキャラクターや作者ならではの世界観は大人でもハマる作品になっています。 倒すだけでなく、並行して進んでいるかのような敵との距離感や、友情とエゴやトラウマなど内面の葛藤など、後半に慣ればなるほど少年マンガの枠を超えた面白さが出てきます。
20年以上前から連載がスタートしていますが、執筆が遅いことで有名な作者のため、休載期間も長く、年数の割には巻数少なめなので今からでも読みやすいかも?! その話題性は、連載の再開がネットニュースになるほど! 完結せずに終わってしまうのではないか、何年待てば新刊が出るのだろう、とハマればハマるほどストーリー以外にもハラハラさせられる作品です。
何者かによって地上に投げ入れられた球体。 その球体は、情報を収集するために機能し、姿をあらゆるものに変化させられる、というSFなストーリー。 石から苔へ、そして動物へと姿を変えたその球体は、人間と出会います、 人と触れ合うことでより多くの情報を吸収した球体は、少年に形を変え、出会った人たちとの交流を経験することでさらに多くの人と出会います。 元は球体だった不死の少年が出会う人達のエピソードは悲しくも温かい話が多く、読み進めるのが止まらなくなってしまいます。 不死であるがゆえに出会った人たちとの別れが必ず訪れることも切なくなることも。 主人公の情報収集の旅に終わりはあるのか、どんな結末を迎えるのか気になる作品です。
悪魔と共にデビルハンターとして借金取りにこき使われていた超貧乏な主人公が、悪魔をその身に宿し、悪魔を狩ることになる新時代ダークヒーローアクション。
悲惨な境遇の主人公の望むものは、けっして大きな野望や夢ではなく、私達が感じている平凡で当たり前な生活です。 ちょっと馬鹿だけど憎めない主人公に当たり前の幸せが訪れることを願いたくなるストーリー。
ジャンプで連載するにあたって賛否両論となったほどの独特の世界観。 そして、迫力の戦闘シーンと心を揺さぶるセリフ。 惹きつけられる人続出のマンガです。 相棒の悪魔のポチタの可愛さも必見!
SPY×FAMILY 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)
名門校潜入のために「家族」を作れと命じられた凄腕スパイ。 かりそめの家族は、心を読む超能力者の娘と暗殺者の妻。 互いに正体を隠した彼らが受験と世界の危機に立ち向かうホームコメディです。
お互い素性を明かせないからこそ生じるズレや、世界を救うために受験を成功させるというギャップ。 スパイと殺し屋というアウトローな世界に生きながらも、家族としての絆が芽生えていくハートフルな展開が散りばめられているのもコメディだけにとどまらない面白さがあります。
また、家族となる3人の個性豊かな能力と性格も魅力! とくに、家族をつなぐ鍵となる娘のアーニャの素直な可愛さには心癒されます。
少年マンガを代表するジャンプが掲げている「友情・努力・勝利」というテーマ。 しかし、それだけでは大人も夢中になれる作品とは言えません。
つい引き込まれてしまう世界観、子供だましではない伏線、脇役や敵役も含めた愛着の湧く登場人物たち。 これらの要素がつまった作品ならば、大人が見ても充分楽しめるものといえるでしょう。
マンガ好きは周りに意外と多いもの。 新刊が待ち遠しくなる、そして読み終わった後周りと感想を言い合いたくなる。 そんなお気に入りの作品に出会えるといいですね。